テスト前半戦終了
初日のがちょっと危険なかほりがします
後は結構いいできかもね!
雨続きの濡れ続きでそのうち風邪ひきそうですが
それじゃあ今日はこんなエピソードを
テスト二日目いつも通り電車に乗り込んだ
そういつも通りの朝だと思ったんだ
朝の電車はかなり混む
もうこれはコーラを飲めばゲップがでるのと同じくらい確実なこと
その確実にもれず僕は座ることができなく立たなくてはならなかった
でもこれはいつものこと
お気に入りの曲をMP3プレーヤーで聴きながら
ぼーっと電車に揺られるのがいつものパターン
道程も1/3くらいまで来ただろうか
ふと右を見ると5人くらい並んで座ってるわけで
その中に若い女性がいました
セットした髪
髪の色は品のあるブラウン
アクセントで蛍光グリーンの髪どめ
目は閉じていました
朝早いしね
さてここからが事件の始まりです
ぼんやり眺めてると髪どめ動いたんですよ
もう気分はポルナレフ
一瞬目の錯覚かと思ったよ
でも錯覚でもなんでもありませんでした
一度動きだしたそれはもう今までの静けさが嘘のように
女性の頭の上を結構な速度で動きだした
よく見るとそれはバッタでした
いやいやいやいや
「いくら時代が進もうが頭にバッタつけるとかありえなくねぇ?」
虫が絶望的に嫌いな僕としては想像するだけで背筋が寒くなります
とりあえず事実は事実として認めるさ
でもバッタ動きすぎ
頭のこっち側からあっち側までいって更にこっち側に戻ってくるとか
どんだけ元気なんだよ
そしてもっとありえないのが誰も気付かないこと
「皆ほんとは気付いてるんだろ!」とか叫びたくなる
とりあえず見てしまったからにはしょうがない
どうにかしないとね
選択肢は複数
・無言で近づいて取ってあげる
これは結構いいかもしれないと思ったけど色々問題が
まず近づかないといけない
そしてもし目を開けられたら痴漢扱いされるかもしれない
某教授のニュースもあったしね
イケメンならなんの問題もないんだろうけど
・了承を得て取ってあげる
これも色々問題が
声をかける台詞が難しい
「すいません。頭にバッタがついてるからとりますね」
これは言われたら結構困る
本人が虫嫌いなら悲鳴をあげるかもしれない
車内の平穏を乱してはいけないんだよコナン君
「ちょっとすいません頭になんかついてるからとりますね」
知らない人から言われたら結構疑惑の視線を投げたくなるね
・見てみぬふり
現代人ならこれだろうという選択肢
虫嫌いだからこれはとてもとても甘美な誘惑
とりあえずこの三つを頭の中で考えてどれにしようか考えました
僕は閃いた。この三つより大事なことがあるじゃないか!
おそるおそるそしてさりげなく自分の頭を触って確認
OKOKミイラとりはミイラにならないぜ
さぁ三択に戻ろう
結構迷ったけど若い女性に恥はかかせるものじゃないってことで三番を棄却
一番か二番かはもうどうでもいいやってことで近づこうと思ったら・・・
バッタが飛んだ
いやいやいやいや
「このタイミングでかよ!ていうかこっちくんなよ!」
咄嗟にビクッって反応しちゃったよ
僕だけね
恥ずかしいったらありゃしない
まぁ僕には接触してきませんでした
だからって安心できる状況にはなりませんでした
僕の目の前の女子高生の後頭部にバッタは着陸
僕との距離は30cmくらい
事態は悪化しました
とりあえずさっきの三択再び
でも三番の選択肢はもう絶望的だ
彼は飛ぶ
僕と彼の距離は30cm
もう安心はできない
・・・
しょうがない声かけよう
でもあんまり好きなタイプじゃないんだよな
目元濃いし
あぁバッタとか触りたくない
「すいません。頭になんかついてるんでとりますね」
これは失敗だった
「動くな!」
とかのほうがよかったかもしれない
だって相手が振り向くから
そしたら遠心力向心力で髪が揺れる
つまりバッタも動く
でもバッタは飛びませんでした
怪訝な顔で振り向きはしたけど
しかも無言
まぁそういう風な雰囲気だしてるから別に驚きはしないけど
「頭の後ろのほうになんかついてるんで前向いてもらっていいですか?」
とりあえず前を向いてくれました
さてこっからが勝負
でも描写が面倒なんで・・・
捕獲成功
足の感触気持ち悪い
鳥肌全開
心臓バクバク
丁度ドアがあいたからそのままポイしてきました
戻ると女子高生は友達とヒソヒソなんか喋ってました
形式的なお礼くらいはあってもいいんじゃないかと思ったけど
まぁ女子高生だししょうがない
自分の身の安全の為の行動だしね
その日の試験は完璧なできでした